構え方

競技かるたは、素早く札を取り合う競技です。素早く札を取るには、可能な限り早く手を伸ばして札に触れる必要があります。そのためには、手を出しやすい構え方、体を動かしやすい構え方を身につけることが一番です。

今回は、競技かるたに適した「構え方」について考えてみたいと思います。

構え方を見直して素早い動きを手に入れる

競技かるたにおける一般的な構え方の基本は以下の通りです。

  • 膝と膝の間を、拳が一つか二つ入る程度に開く
  • 利き手側の足を少し後ろへ下げる
  • 両足のつま先を立てる
  • 身を乗り出すように重心を前に置く
  • 片手(利き手とは逆の手)を畳につけて軽く上体を支える(あまり手に体重をかけない)
  • 利き手は体の正面に置き、軽く拳を握るような形をとる
  • 利き手の力を抜く(力を入れすぎると素早く動けない)
  • なるべく競技線近くで構える(少しでも札との距離を縮める)

体格や筋肉の質などは人それぞれ異なるため、上記が万人に当てはまる訳ではありませんが、まずは基本的な構え方として身につけてください。そこから、自分に合った構え方を工夫しましょう。例えば、膝の開き具合を変えてみたり、つま先を片方だけ寝かせてみたりと、細かいことをいろいろと試しながら、自分が動きやすい構え方を探しましょう。

ほんの小さな違いでも、手を出す速度が変わったり、体重のかけ方が変わったりと、大きな変化を感じることができるはずです。また、相手陣を攻めたいのか、自陣を守りたいのか、そのような面から構え方を考えてみるのもよいでしょう。

なお、あまり体に負担の掛かる構え方をしていると、二試合・三試合と続いた時に疲れすぎて動けなくなるため、なるべく無理のない楽な構えとなるように心がけましょう。疲れるだけならまだしも、あまりにも膝や腰への負担が大きい構え方をすると、けがをして日常生活にまで支障をきたす可能性があります。絶対にけがをしないように、十分に注意してください。

素早く動けて、かつ、楽な構え方というのは矛盾した考えかもしれませんが、くれぐれも無理をせず、バランスの良い構え方を身につけてください。それが、長く競技かるたを楽しむコツです。