試合内容の検討

競技かるたを始めた頃は、とにかく対戦するのが楽しくて、一試合ごとに自分が上達していくことを実感できるものです。その頃は、特に何も考えることなく対戦を重ねることで上達できるものですが、ある程度慣れてくるとそうもいきません。やがて、考えることが必要になり、対戦中の自分の状況がどのようなものであったかを正確に把握する必要がでてきます。

今回は、試合内容を振り返って検討することで自分の状況を把握することの大切さについて説明します。

試合の内容を振り返り検討する

対戦後は、時間や状況が許す限り、対戦中の感想や反省点について互いに語り合いましょう。

囲碁や将棋ではおなじみの光景ですね。良かった点や悪かった点、相手の攻め方や守り方、互いの送り札をどのように感じたかなど、印象に残ったことや気になったことを話し合いましょう。言葉にするためには、その時の状況を思い出したり、別の選択肢を検討してみたりと、いろいろなことを考える必要があります。二人で考えることによって、自分だけでは気づけなかった発見があるでしょうし、競技かるたへの理解もより深まることでしょう。

基本的には時間がないため、互いに少しの意見を出し合うだけに留まるでしょうが、時間がある時には、最初の配置から順番に試合を再現してみたりするのも勉強になるでしょう。

家に帰ってから一人で振り返ることも大切です。自分が取った札と取られた札を表裏などで区別しながら並べてみるのも有効です。一目で、自分が得意なエリア・苦手なエリアを認識できます。

試合の流れをノートに書き出してみたり、自分が成功した点・失敗した点を記録したり、とにかくいろいろと思い出しながら振り返ってみましょう。なお、試合を振り返る際は、反省点よりも成功したことを主に記録することをおすすめします。反省することはもちろん大切ですが、マイナスイメージばかりで落ち込むよりも、成功した点を書き出して自分の長所を見つけることが絶対に上達への近道です。自分の長所を伸ばすことを第一に考え、短所は余裕があるときに少しずつ補っていけばよいと思います。

A級選手ならともかく、初中級者であれば、まずは長所を伸ばして楽しむことが何よりも大切です。そうやって楽しめるからこそ、上達する意欲が湧き、新たな挑戦が可能になるのです。

とにかく、初中者から抜け出して上級者を目指すためには、とにかく「かるた」について考えましょう。最初はなかなか言葉にできないでしょうが、検討を繰り返すうちに競技かるたへの理解が深まり、ますます楽しくなることでしょう。とにかく考える癖をつけることが、上達への近道です。