揉め

競技かるたの試合には、通常は審判がつきません。そうなると、どちらが先に取ったか不明瞭な場合に、選手だけで判定を行う必要があります。

このような状況で互いに「自分が取った」といい張る状態のことを「揉め」と呼びます。揉めが発生すると、当然ながら試合進行が妨げられますし、互いに不愉快な思いをし、その後の取りに悪影響を与える可能性もあります。

今回は、「揉め」に関して認識して欲しい点について説明します。

揉めるのは互いが未熟な証

競技かるたの「取り」は一瞬の出来事であり、互いの手が交錯した状態では判断が難しいこともあります。その一枚が勝負を分ける可能性もあるため、なんとしても自分の取りにしたいという気持ちも理解できます。

もちろん、はっきりと取る瞬間が見えており、明確に自分が取ったことを説明できる場合はしっかりと主張すべきです。相手が納得せずに感情的になっているのであれば、審判を呼んで自分の主張をはっきりと伝えましょう。

しかし、はっきり見えておらず、明確な説明ができないのであれば、主張することはやめましょう。「自分の取り」だと主張することは、実際に起こったことを明確に説明することであり、希望を述べることではありません。互いに見えていない場合は「自陣の取り」で納得しましょう。

初心者にとっては、取る瞬間を見ることは難しいと思います。それでも、普段からしっかりと見る癖をつけておくことで、徐々に見えるようになっていきますので、常に見ることを心がけましょう。

また、揉めるのは互いが同じタイミングで取ろうとした場合に起こるものなので、次回は相手よりも早く取れるように普段の練習から気を引き締めて頑張りましょう。